経営理念 - management philosophy -
秋田県は日本有数の杉の産地で、県の木としても指定されており、2007年に開催された国体の愛称 "秋田わか杉国体" も、これにちなんだものです。
また、大会マスコットキャラクターの "スギッチ" も秋田杉をイメージして作られました。
そんな郷土の人に愛される秋田杉は、青森ヒバ・木曽ヒノキと並ぶ日本三大美林のひとつです。
きめ細かな木目は、心材(赤身)と辺材(白身)の部分の絶妙なコントラストがとても美しく、一級品そのもの!特に、赤身の部分のピンクがかった美しい色は、他の杉には例を見ない色です。秋田には、〝美の国 秋田〟という愛称がありますが、まさに秋田美人にふさわしい風格を漂わせています。
秋田杉の木目が非常に細かいのは、成長が遅いからです。温かい地域ですと年輪の幅が広くて肥大成長するのですが、寒さが厳しい秋田では、同じ樹齢の木でも細くて年輪幅が密なんです。太くて、丸くて、真っ直ぐに伸びる。これが秋田杉の特徴です。
また、その美しい木目を生かして秋田には、大館の曲げわっぱという伝統工芸があります。呼吸する杉の木の性質が、蒸れずにお弁当を美味しくキープしてくれます。その他、ウッドカヌー等にも使用されています。
木目を創り出す色味
秋田杉の魅力として挙げられるのは…
肌触りの温かさ
秋田杉のフローリングは、とても柔らかく肌触りもしっとりとしていて温かみがあり、吸い付くような感覚は身も心も癒されます。
裸足で歩くと、夏はサラサラ感覚が持続し涼しく、冬でも温かくて気持ちがいいんです。また、同時に消臭・調湿効果も期待出来ます。
独特の芳香
杉特有の芳しい香りは、リラックス効果をもたらします。森林浴をすると、気分が爽快になり、心身がリフレッシュされるのは、植物が生産するフィトンチッドと呼ばれる揮発性の成分にあります。木々の香りは、鎮静作用をもたらし、逆に葉の香りは興奮作用をもたらします。
日本酒の樽に、杉の破片を入れて暫く寝かせておくと、お酒に杉の香りが移り、日本酒の味になるといいます。または、樽自体を杉樽にして醸造したりもします。日本酒の香りと信じているのは、実は杉の香りかもしれません。コップで飲む酒よりも、枡で飲む酒の方が美味しく感じるのも、杉の香りの力でしょうか?
さらに秋田杉は、加工性も良く、割れ・収縮・反りなどの変形が少なく、建築材他あらゆる用途に対応可能となっています。地元産秋田杉にこだわって建てられたお客様からは、「本当にいい色だ!」「とてもすばらしい!」と絶賛され、愛され続けています。
このすばらしい素材「杉のエリート秋田杉」を全国各地のお客様にお届けして、本当の秋田杉の魅力を伝えていきたいと思います。